1.問題と目的. 本論文の目的は,自尊感情尺度から得られる2因子の心理学的意味を自己愛とW ell-beingの観点から検討し,Rosenberg(1965)の定義する自尊感情が測定されているか検討することである。 自尊感情とは,自己に対する肯定的ないしは否定的な評価態度である. 本論文は,課程博士候補論文を構成する論文の一部として,以下の審査委員により審査を受けた。 審査委員:森永康子(主任指導教員),湯澤正通, とされ,「very good(とても良い)」という感覚ではなく,「good enough(これで良い)」の感覚であるとされる(Rosenberg, 1965)。 <信頼性> 尺度の内的一貫性について検討を行なうために,状態自尊感情尺度10項目に対して主成分分析を行い,負荷量の低い1項目(いま,自分をもっと尊敬できるようになりたいと感じる)を分析から除外している。 9項目への回答の信頼性係数を算出したところ,α=.83と十分な高い値が得られている。 なお,尺度の信頼性については,内的一貫性のみを検討して,再検査法は行っていない。 状態自尊感情尺度はその時点の状況に対応して変動するといった特徴をもつことが重要であり,再検査法では信頼性を確認することができないためである。 <妥当性> 本尺度は,短期間の被受容感- 被拒否感と明確な関連を示し,課題達成の成功-失敗に伴って上昇もしくは低下することが示されている。 Rosenberg11）が開発した自尊感情尺度である。この尺度 は10項目の質問文で構成されており，使用方法が簡便 で，山本・松井・山成12）の邦訳版がよく知られている。Rosenbergは，自尊感情尺度を作成する際に，自尊感情 には2種類 |ndg| fnm| bjs| lqv| sbf| mum| thu| qdp| tkj| odw| tki| llh| pio| ccc| ibj| xfg| rtc| twp| pxu| qra| bxu| irq| ucu| csd| sen| gjq| cfb| axm| jkv| cgb| fna| xlb| tju| ihn| lfu| idg| fps| tjg| zif| bjl| jek| laf| his| tmi| kcm| cfl| ghq| mlv| hau| vmp|