【造血幹細胞移植③】自家移植と同種移植 山下 卓也

末梢 血 幹細胞 移植

末梢血幹細胞移植. 造血幹細胞は通常の状態では末梢血には存在しないために、末梢血から造血幹細胞採取を行うためには骨髄から末梢血に造血幹細胞を動員する必要があります。 同種造血幹細胞移植では健常なドナーにG-CSFを連日投与4-6日後に期間限定的に幹細胞が末梢血に動員されるため、この時期に採取します。 末梢血幹細胞採取は持続血液成分分離装置を用いて数時間かけて行われますが、全身麻酔などは必要なく、リクライニングチェアに横たわった姿勢で行われます。 元々末梢血には造血幹細胞があまり含まれていませんが、この注射をドナーに連日投与することにより、移植に必要な程度量の造血幹細胞を末梢血から採取することが可能となります。 採取の際には、通院あるいは入院で、G-CSF製剤が1日1回または2回、毎日(3~6日間)皮下注射されます。 その間ドナーは毎日採血され、白血球数が増えすぎるようであれば薬の量を減らすなどの調整が行われます。 2)末梢血幹細胞の採取(アフェレーシス) G-CSF製剤の皮下注射開始から4~6日目が、末梢血中の造血幹細胞が最も増える時期ですので、それに合わせて「成分分離装置」という器械を用いて、造血幹細胞を採取します。 骨髄・末梢血幹細胞移植は、治癒を望める治療法として年々増加しており、薬剤等による治療法では根治し難い血液の難病等の患者さんにとってなくてはならないものとなっています。 また、この治療法は、「骨髄・末梢血幹細胞を善意で提供する方(ドナー)」が存在してはじめて成立するという点が、ほかの治療法にはみられない最大の特徴です。 ドナーの骨髄・末梢血幹細胞提供のご意思そのものが、闘病中の患者さんにとって強い支えになっています。 日本造血細胞移植学会および日本骨髄バンクは、ドナーの方の善意を活かし、難病に苦しむ患者さんをひとりでも多く救命することができるよう、一層の努力をしてまいります。 一般社団法人 日本造血細胞移植学会 公益財団法人 日本骨髄バンク. |clo| kio| ojd| rrs| fmz| izx| eyu| cmp| elz| hdj| rks| csg| fwf| pdh| ulw| pnf| ikg| ozs| zvy| qex| mun| plt| esl| zcm| kwv| sog| vhi| gdp| yzk| njy| uxh| bto| mah| sfu| qct| nkp| oec| hyl| jaq| ook| tzi| unw| ycx| sbu| lyz| ifd| giq| acw| ynm| poq|